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「市民ケーン」のオマージュを込めて

今日はクリスマスですね。
いくつになってもクリスマスは心がどこかワクワク、特別な日です。

販売しているカモコラージュの絵画で、クリスマスにちなんだ絵といえばこちら。
「そり滑り(Sleigh ride)」
クリスマスとは直接関係ないのですが、季節的に冬であるという分かりやすい作品です。

こちらは初期の作品で、作りもとてもシンプル。
トナカイの角でそり滑りをしている子供たちを、お母さんが優しく見守っている、というストーリー。

使っている素材は3つのみです。

お母さんの「手」は、こちらのネスカフェの広告の写真からお借りしました。
アメリカの雑誌広告。

トナカイの絵はこちら。1800年代にリトグラフかエッチングで描かれたであろう、書籍の1ページ。
緻密なデッサンが素晴らしく、うっとりします。こちらはおそらくイギリスのもの。

そりを滑っている子供たちはお菓子か何に付いていた、おまけのカード。
「fröhliche weihnachten」とドイツ語で書かれています。

アンティーク素材でも、時代も国も違うものを組み合わせると、こうしたユニークな世界観になるからコラージュとは不思議なものです。

ちなみにこちらの作品、実はある映画のオマージュでもあるのです。

それは名作中の名作「市民ケーン」
1941年に公開されたオーソン・ウェルズの初監督作品。

新聞王ケーンの生涯を描いた作品です。
映画の冒頭でケーンが謎の言葉を残して亡くなります。

「バラのつぼみ」

果たしてその意味は??

仕事で大成功を収めたケーンの人生、同時にあまりにも多くの犠牲がありました。
人間の幸せとは一体何か、という根本を考えさせてくれる作品です。

この「そり滑り」の作品を見て、主人公のケーンに、少し救われた気持ちになってもらえればな〜、なんて思っています。

一年が終わり、新しい年が始まるこの時期。
それは人生最大のテーマである「生と死」を、皆が無意識に感じている季節なのかもしれません。

「生と死」は平等だからこそ、日々精一杯生きていきたいなと思います。