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万能ダレな素材

タイトルビジュアルの作品は、以前製作したものです。
タイトルは「大人になった星の王子さま」

大人になった王子様が、天文学者になり、再び月に降り立ったというストーリ。
成長したバラの花も見所です。

大人のファンタジーをシュールに描きました。

と、先ほどできたこの作品。

タイトルは「満月と蝶」

実は共通点があるのです。
何だと思いますか?

答えはこちらの絵。

どちらもこの絵を使用しているのです。

この絵、ものすごーーーーく魅力的です!!!!!

これを描いた作家さんに是非お会いしたい。
たとえ幽霊でも、霊媒師を雇って話してみたい。

こんなにもユニークな、そして味のある絵はあまり出会いません。
そして、何よりもすごいところは、絵としてだけでなく、テクスチャやパターンとしても使用できそうな所。
コラージュアーティストからすると、神々しさすら感じます。

特にこの髪の毛、何ともいえず。
ものすごーーく使い道があります 笑
万能ダレのように、使い勝手は千差万別!!

今回できたばかりの作品に関しては、パターンとして使用しました。
まずは髪の毛だけを切り抜きます。
これだけ見ると何だろうという感じです。

ここから腕の見せ所。
髪の毛をパターン化して連ねていくのです。

ただ連ねるだけでも良いのですが、ここは大小をつけて、濃淡にも差をつけました。
そうする事で、見た目の流用さが薄れ、一つの物体となって現れてきます。
結果的にこのような面白いビジュアルが出来てきます。

コラージュ技法の一つ
「同じものを連ねる」

一気に作品の幅が広がる技法で、さらには作り手のセンスが出てきます。

この作品、最後に蝶々をつけて完成しました。

蝶をつけたのは、この女性の目力が、ある映画のビジュアルに似ていると、ふと頭によぎったからです。

1991年公開の「羊たちの沈黙」

この作品を初めて観たのは、中学生の時。
あまりにも凄まじい作品だったので、今でもよく覚えています。
映画史の金字塔に残る、名作です。
ただ、ホラーが嫌いな人にはオススメしません!

こちら映画のキーポイントの一つに蝶(正確にはメンガタスズメという種類の蛾)が出てきます。

「みにくい毛虫が蛹に変化してやがて美しい蝶になる。犯人も変身を望んでいるのだ。」

このセリフは、アンソニーホプキンス演じる、猟奇的殺人鬼の精神科医レクターのセリフ。

毛虫が蝶になる経緯は、最もわかり易い「変身」の象徴だと思います。

カモコラージュの作品の中にも、度々蝶が登場します。
それは、自分の中で無意識の内に変身願望があるからなのだと思います。

今書いててふと思ったのですが、満月も「変身」の象徴。

私はよっぽど変身願望が強いのか!!??
人生を振り返ってみると、そうなのかもしれません。

これも今思い返したのですが、この作品もそうですね。

タイトルは「訳ありのヴァイオリン」
蝶と満月が見事にマッチングしています。

こちらはポストカードになっています。

今回のように作品が出来てから「そういう事だったのか!」と感じる事が多くて、すごく面白いです。

作っている間は、「変身」なんていうテーマの認識はまるでないからです。
ただ、没頭して手を動かすのみ。

知らない自分の人間性を垣間見れるから、作品作りは本当に面白いです。