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美醜と生死

緊急事態宣言が発令されて2日目。

我が家でも、生活が大きく変わりました!
保育園や学童が休業となり、夫もリモート。
家族全員が家にいる生活です。
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ワシントンDCと、モントリールに住んでいる友人達がいるのですが、どちらも1ヶ月ほど前から、外出禁止令が出されているようです。
ニューヨーク州は、公園すら閉鎖。
外出禁止の国は現在90か国以上にのぼっているそうです。

それを思うと、日本は禁止ではない分緩く、発令も遅かったのかなと思います。
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これはもう非日常。

それでも日常はやってくるわけであって

非日常が日常になっていく。

不思議な感覚です。
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そんな中でも、日々淡々とやるべきことをしようと思っています。

こちらはリアルな今の我が家。
夫が庭で仕事をし、子供たちがテントで遊んでいます 笑
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このような経験を経て、さらに強くなった気持ちがありまして。
こんな時だからこそ、作品を作り続けたいと。
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アートやカルチャーの力ってあると思います。
衣食住とは違い、緊急度が低く、こういう時に一番に除外されるものです。

ですが、アート・カルチャーを楽しみ豊かになれる心は、動物には決してない、人間に備わったスペシャルギフトといいますか。
尊く神聖なものなのかなと思います。
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昨日、初めてコロナにまつわる作品を作りました。
トップ画面のものです。

タイトルは「平和」

至ってシンプルです。
背景も白。
余計な演出は無し。

ある知人が
「アートと花は似ている。
どちらも必要はないものだけど、なくてはならないもの」
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そうだなと思います。
どちらも必要なもの。
なくても生きてはいけますが、心が少しずつ衰退していくというか。息苦しいのです、知らず知らずのうちに。
こんな時だからこそ、アートがあって、花がある必然性を切に感じます。

話は変わるのですが
先日ご紹介した「羅生門」に続き「疫病名作映画」は

「ベニスに死す」

だと思います。
監督は以前にもご紹介した巨匠、ルキノ・ヴィスコンティ。

静養のためベニスを訪れた、ダーク・ボガード演じる中年男爵。
ふと出会ったポーランド貴族の美少年タージオに、一目惚れしてしまいます。

今まで男性を好きになったことなどなく、作曲家としても成功をおさめ、まさにモラルの塊のような男爵。

そんな彼が、若い美男子に心を奪われ、理性を抑えることができずに、彼を追いかけ続けます。(←健気な位のストーカー具合がなんともいえず、がんばれ!!と応援したくなります 笑)

同時にベニスの街は疫病が流行ります。

最終的に、彼は美少年タージオを見つめながら疫病にかかり亡くなっていくのです。
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話は単純で単調ですが、ヴィスコンティワールド全開といいますか、人間の奥深さや葛藤、世の中の不確実性、そしてなんと言っても

「美醜と生死」

を絶妙な世界観で魅せてくれます。

この美少年タージオの美しさも、いつかは終わりがきます。
人は老いるからです。
(1971年の作品なので、リアルにこの俳優ビョルン・アンドルセンもシニア世代です!)

花は美しいです。でも、いつか枯れます。
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「美しさ」と「醜くさ」
「生」と「死」

どちらも対局ですが、隣り合わせ。
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だからこそ、日々淡々とやるべきことをしようと思っています。