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絵に片想いする

好きな作家さんがいます。
アンナ・マディアさん。フランス在住のイタリアの方です。
彼女の作品を初めて見たのは、一昨年の夏ごろ。渋谷ヒカリエのギャラリーで偶然出会いました。

そこからすっかり彼女のファンに。
一目惚れでした。
胸を打たれるとはこの事、好きになるのに理屈はありません。

期間中は、ほぼ毎日そのギャラリーを覗きました。

彼女の絵は古典的な描写です。出てくるモチーフもアンティークのものが多く見受けられます。
美術の先生もされているらしく、純粋に絵がお上手です。

それに加えて、独特の世界観があります。
古きものと新しきものの調和が見事にされています。
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そして、一年後の去年の秋、また彼女の絵が日本にやってきました。

私は迷わずに一枚絵を買いました。
一年間ずっと彼女の絵に片思いをし続けていて、次会う機会があったら、絶対に買おうと固く決意していました。

「絵に片想いする」

その表現がピッタリだなと。

いつだって心の片隅に、彼女の絵の残像がありました。
古典的でありながら洗練されて現代に蘇った、独特の世界観。

ジョン・エヴァット・ミレイが今生きていたら、こんな風なのかなあとも思ったり。
ミレイはとうの昔に亡くなっていますが、彼女は今現在生きていて、リアルに絵を描き続けているのだ。
一緒に生き続けていける好きな画家がいるというのは、なんて贅沢なのだと思いました。
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購入した絵はこちら。

価格は22万円。
現金一括払い 笑。

本当に良い買い物をしました。

私は決して裕福ではありませんし、その時の仕事量はいつもに比べて減っていました。
でも、そんなことはお構いなしでした 笑
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物事にはタイミングがあると思っていて。

これを逃したらもう戻れない!という場面が、生きていると何回か出くわします。
いわば人生の分岐点。

その時に、いかに潔く清水の舞台から飛び降りれるか。

今の人生はそんなタイミングの選択を経て出来上がっているもの。
壮大なる人生の作品作り、生きている醍醐味でもあります。
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購入した絵は、大切に廊下に飾ってあります。
キュレーターの方がおっしゃっていたのですが、今はキャンパスで描かれた絵はあまり額縁に入れないみたいです。
側面に色を足して、そのまま飾ることが多いそう。
額縁好きの私としては、へえーと、少し違和感を覚えながらそのまま飾ってみたのですが。
うん、なんだかしっくりきました。
油絵で描かれているので、筆の生っぽさが伝わってきて、絵の力強さが浮き出てきます。
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モデルの子はアンナさんの姪っ子だそうです。
アンナさんの故郷では、年に一度、ベットの綿を入れ替える作業が伝統としてあるみたいで。
その時の様子を絵にしたようです。綿が彼女の目をスッポリと隠し、可愛らしいけどミステリアス。
これから大人の女性になっていく彼女の初々しさが、眩しく輝いています。
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家に絵を飾るのは本当に良いです。
それだけで、日々の生活が少し豊かになります。
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さて、毎回カモコラージュの作品をご紹介しているのですが、今回はこちら。
アンナさんの購入した絵に因み「可愛い女の子」シリーズの一つ。

タイトルは
「可愛いスカート」

こちらの初々しい少女。
10代前半〜中旬に差し掛かるくらいでしょうか。
将来に希望に満ち溢れながら、お花摘みをしています。

こちらは孔雀の羽根(おそらく)
この羽、素敵なスカートになるのではと。
方向性は決まりました。

ただ、このままではまだ寂しいので、中央に蜘蛛を入れて、スカートと蜘蛛の巣というシチュエーションに。

可愛らしくも、奇妙な世界観が完成しました。
また、少女から大人へと成長する過程の妖艶な感じにも。
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若さの一番の魅力は、希望でみち溢れているということでしょうか。
この子もたくさん恋をして、素敵な大人の女性になっていって欲しいです!