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「肖像コラージュ」ブックレット制作秘話(前編)【冊子を作ろう編】

去年の年末から撮影していた、肖像コラージュのブックレットがついに完成しました!!
計60ページとなるページ展開で、B5サイズの無線綴じの大ボリューム。
肖像コラージュの世界観が、バッチリと詰め込まれたブックレットとなりました。

印刷所から届いた時は、感動しすぎて号泣、超大満足と達成感!!!
同時に、段ボール17箱分の在庫を抱える事が決定です 笑

インスタのストーリーズでは所々ルポをしていたのですが、今回のブログでブックレット制作秘話を詳しくお話しできればと思います。

2020年の緊急事態宣言の時に、色々な価値観や世界観が変わりました。
一番変わったのはやはり「家族の在り方」。これは根本から考えるきっかけとなりました。
24時間ずっと一緒。子供たちも小さく、仕事もろくにできない。(さらにはレギュラーの仕事がなくなるという悲劇!!)
焦りながらの子供との向き合い。起きてから寝るまでずっと一緒。毎日散歩に行き、片手間で学校からの宿題を一緒にして、一緒にお菓子を作り続けるという、今までにない非日常さ。コーヒーを淹れてもらうようになったのもこの頃からです。一緒に断捨離とDIYをする事も。
その非日常さに最初はものすごくストレスだったのですが、同時に見えない何かが感覚として感じるようになりました。

それは「絆」です。

目には見えない、でも確実的なもので。

「本当に大事なものは目には見えない」と星の王子様は言っていましたが、まさにその通りだなと思いました。

この気持ちを忘れてはいけない。そう思って制作し始めたのが家族のコラージュ作品です。確か5月のGW中で、夫には「どうしても作りたいものがあるから、一人の時間をもらってもよいかな。」と聞いて、留守にしていた友人のアパートを借りて制作しました。

(できた作品はブックレットの最後のページに掲載しています。)

完成した瞬間、ものすごく衝撃が走りました。

これはもっと作っていかねばと、使命すら感じました。
そこで、親戚や友人に連絡をして「作らせてもらってよいかな?」とお願いを。

とにかく無心で作り続けました。
今思うと、その時の不安を肖像コラージュの制作にぶつけていたのだと思います。

そして気付いたら緊急事態宣言が終わっていました。
いつも行っていたスタバがオープンし、子供たちも学校に行き始めました。
日常が戻りつつある中。

それでもずっと作り続けました。

そんな中

「うちのも是非作って欲しい」

という声を、ちらほらといただくようになりました。
びっくりと同時に自信はありました。

絶対に喜んでもらえるものを作る自信がある、と。
そして、これはどんどん世の中から求められるものになる、と。

そこから、オーダーをお受けするようになりました。
そして、催事や展示会を経てどんどん紹介をさせて頂く機会を得ました。
おかげさまで、かなり注目をいただくようになりました。

その集大成として「ブックレット作り」というのが、私の中の最後の課題としてずっと心にありました。
そして、12月ヒカリエの展示が終わった1週間後には撮影を。
2週に渡る週末を使い、それぞれ丸一日撮影するスケジュールです。
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撮影をお願いしたのは、前回のカモコラージュのパンフレットを撮ってくださった、川本さん。
今まで仕事柄、100人以上のカメラマンさんとお仕事をご一緒してきたのですが、彼は紛れもなく天才です。
カメラマンは本来、作家である「写真家」と「商業カメラマン」の2種類に分かれている事が多く、どちらかに特化する傾向があります。「アーティスト」と「デザイナー」が分かれていると同じように。

そして、お仕事となると大体は商業カメラマンの方が多く、車や料理や人物、ブツ撮り・外撮影を得意とするなど、ジャンルや傾向も分かれていきます。
そんな中で川本さんは、「写真家」でもあり「商業カメラマン」でもある、両方を兼ね備えた方なのです。
ですので、商業物を撮るにしてもアーティスティックになるというか、ものすごく雰囲気がアート寄りになるのです。そこが本当に素晴らしいなあと思っていて、今回もお願いをしました。

最初の打ち合わせは11月に。

川本さんにお伝えした世界観は「ミナペルホネン」。

前から、ミナペルホネンのカタログや本に出てくる、写真が素晴らしいなと思っていて、今回かなり参考にしました。
右はミナペルホネンが発行している、リサ・ラーソンの別荘に訪れるという写真集。

何気ない日常を撮ったものですが、世界観が本当に素晴らしい。なかなか出せるものではないなあと。

左は去年の展覧会のカタログ。

服を撮るのではなく、世界観を撮ってる写真。これも是非参考にしたく。
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当日のスケジュールをお伝えしたところ、「これは大変だ。。。」と呟いていいらっしゃいました 笑
それもそのはず。1日目で場所を5箇所移動して、10シーンほどのカットを撮るのですから。
本来なら、1日撮影だったらその半分だそう。それを無理を言ってお願いをしました。
大丈夫なように、こちらできっちりとタイムスケジュールを組みました。
当日の1日ドライバーは夫にお願いを。(いつだって優しすぎる夫。。)
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そして来たる2020年12月20日、初日の撮影が朝9時30より決行です!!
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後編に続きます!