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発表会にとびきりのドレスを(リタさんの肖像コラージュ)

とてもありがたいことに、今年に入ってから「肖像コラージュ」のご依頼を多くいただくようになりました。

最近完成した肖像コラージュ、ご依頼頂いたストーリーがものすごく素敵でして。
是非ブログにご紹介させて頂ければと思います。
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「娘の肖像コラージュを制作してほしい」
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という、お母様からのご依頼。
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テーマは「ピアノの発表会」
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お嬢様のリタさんは、小さい頃からずっとピアノを習っていらして、1日に何時間も引き続けるという練習量。
幼少期からそこまでのめり込まれるリタ様のピアノへの愛情と才能も凄いですし、ご本人の集中力や努力に向かう精神性が卓越されています。

動画を見せていただいたのですが、小学生とは思えない弾きっぷりで度肝を抜かれました。
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そんなリタさんのピアノの発表会には、毎回ドレスを購入。

そのドレスは、発表会で一回着たら、もう着ないという。

たった一回のための、スペシャルなドレス。

そんなリタさんは今年、受験に専念するためにピアノの練習を中断。

ドレスの量は、気付けばもう20着以上に。
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さて、どうするか。
一つの節目を形に残したい。
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という時にちょうど肖像コラージュを見て頂き、オーダーをしてくださいました。
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いやーーー、なんと光栄すぎるオーダーでしょうか。
肖像コラージュをご依頼いただく方は、ほぼ100%の割合で、人生の節目に立っていらっしゃいます。
人生の1ページに刻まれるであろう、その節目をどう残そうか。

娘の発表会に一回しか着ないドレスを選び続けるお母様の美意識の凄さ。
打ち合わせでそのエピソードを聞いた時は、ただただ脱帽。
スケールが大きすぎて、お話を飲み込むのに精一杯でした。

お写真をいただき、さらに感動。
数えるところ、合計22着のドレスを着たリタさん。

どれも素敵すぎて

こだわりが素晴らしく

リタさんへの愛が溢れている。

涙が溢れました。

こだわりを持った方のお話は、本物すぎて涙が出ます。

こんなエピソードってあるんだなと。
生身の人間から人生の節目のエピソードを聞くというのは、なんとスケールの大きい事なのでしょう。
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同時に、こちらとしては
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「えらいこっちゃ」
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です。
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とんでもない話を聞いてしまった、と
プレッシャーが半端なく 爆

エピソードに相応しい、いや、それ以上の、良い作品に仕上げなければ!!!!
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プレッシャーを大いに感じながら、まずはラフ出しからです。
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全て視界からシャットダウン

自分の内側に入ります。
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ヨガと瞑想をして
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「呼吸の音を聞く」
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です。

ご依頼として

・淡い雰囲気で
・白基調としたデザインで
・時系列で見てみたい
・エレガントな雰囲気で
・バラやアイリスがお好き
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このことでした。
そこで、2案をご提出。

1案目は、ご依頼いただいたものに忠実なものを。
余白を活かしつつ流れるような構図に。
白を基調としており、背景にもドレスの素材をやんわりと。
バラやアイリスを入れて洗練さを。
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2案目は、ご要望のイメージとは異なるものを。
「ピアノの演奏会」をユニークなストーリ仕立てに。
不思議の国のアリスのような、奇妙な世界に入り込んだかのような。
構図もシンメトリーにして、オーソドックスな肖像画らしさを出しました。
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デザイナーとして仕事に就いた時から心掛けていること。
それは、相手が作品をきちんとジャッジできるよう、2案以上のデザインをお見せする。比較するものを相手に提示する事です。

長年デザイン業に携わってきて、数々のものを納品してきましたが、本当それに尽きるのです。

肖像コラージュはアーティスト半分、デザイナー半分の精神で制作していて。

絶対にエゴではダメですし、かといって相手に全て委ねても良いものはできません。

そこが毎回醍醐味といいますか。

呼吸を整え、自分との真剣勝負なのです。

お見せしたところ、1案目の方向で行くことに。
そこから、さらなるこだわりのお返事が!!
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「メインのピアノのイラストが、グランドピアノではなくて、フォルテピアノっぽいので、グランドピアノの写真に変更していただきたいのですが、可能でしょうか?」
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フォルテピアノ???
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ごめんなさい、なんですか、それ?
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急いで「フォルテピアノ」ググりました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/フォルテピアノ
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うーん、難しい、、、
要は初期のピアノ?

そこで、アンティーク画像のピアノを何枚か送ってみると。

「頂いたイラストだと2枚目が近いけれど、うーむ、弾くピアノではないですね。。。1枚目は足の数が多い!し、3枚目は猫足は現代のピアノでは絶滅しております。ほんと、弾かない人から見たらどうでもいいところだとは思うのですが、、、、涙」
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との返答が。
さらに
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「実際演奏会で弾くときに、今日のピアノが、ヤマハなのか、カワイなのか、スタインウェイなのか、は、絶対事前に確認する超重要事項なので、実際に弾いているor実在するピアノをイラストにしていただくかーーー」
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とのご意見が。
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そうなのすね、ピアノのメーカーの種類を事前確認することは、超重要事項なのですね。
実は私も小学校の時に5年間ピアノ習っていたけど、才能がなさすぎて『エリーゼのために』すら弾けずに終わった経験上、到底そのような知識はなく。

もはやコンプレックスにもトラウマにもならなかった、自分の過去を振り返りながら
(子供心ながら、これは自分に向いていないなと分かっている場合、心の傷を負わないという持論)

リタさんが普段弾かれている、グランドピアノを教えていただき

そのあと、お電話で打ち合わせをさせていただき、最終的にKawaiの「GX-7」を採用。

人生っていくつになっても勉強ですよね。
生きていればいるほど、自分の無知さに驚かされます。

普段生きていたら得られない知識をいただき、完成作業に。

いただいたお写真は、このようにして大きさと色調を揃え、一枚の画像に。
そこから一つ一つ切り抜いていきます。

時間をかけて、ゆっくり丁寧にコツコツと。

モチーフも、できるだけ白っぽいものを基調に。

背景は、いただいたドレスの素材をコラージュしました。
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完成がこちら。

渾身の作です!!

こちら、時系列になっていて、流れるようなフォルムが、リタさんの成長を分かりやすく見立てています。

リタさんらしい、洗練さと重厚感を出すことができました。

30角サイズの額に入れて。
ご自身用、ご両親用、先生用と、3つ納品させていただきました。

最後まで、他者へのお気遣いと美意識を持ったご依頼でした。

私もずっと背筋が伸びっぱなしで。

このようにして、リタさんの成長を一枚の絵画に納めさせていただけた事、

「光栄」以外の言葉が思いつきません。
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肖像コラージュをはじめて、本当に良かったです。
良いものを作らせて頂き、幸せいっぱいでした。
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リタさんのお母様、この度はご依頼いただき、本当にありがとうございました!
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※リタ様のサイズは、変則の30角サイズとなります。
ご要望合わせて大きさも変更いたします。